AQL九州レポート【1】本選リーグ~ジュニアプレーオフ

 「全国のクイズファンが、自らの手で作る、新たな早押しクイズリーグ」と銘打ち、全国各地で開催中の団体戦全国リーグ『プレAQL』。

 11月の「埼玉リーグ」「北海道リーグ」に続き、12月3日(日)に開催された「九州リーグ」について、開催責任者の西駿太郎がレポートします。

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 プレAQL九州リーグは、12月3日(日)に、九州のほぼ中央に位置する熊本県宇城市の中央公民館で開催されました。

 九州リーグは一般6サークル(社会人3、大学3)と中高生2サークルがエントリー。総当たりの「本選」とステージ上での「プレーオフ」で、一般2/中高生1の全国進出枠を争いました。

 本選の総当たりは、各サークルが持ち寄った問題で行う「コバトンナイン方式(の8チーム版)」を実施。各サークル7戦ずつAQL公式対戦ルール・10by10by10miniを戦います。

 普段接している問題との違いからか点数が伸びない試合もありましたが、決してワンサイドとはならない激戦が多くなりました。

 その中でも格の違いを見せつけたのが「九州大学A」。本選7戦全勝という圧倒的な強さで1位突破を果たしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全身で喜びを表す九州大学Aリーダーの鈴来

 次いで2位に入ったのが5勝2敗の「鹿児島クイズ愛好会」。古豪社会人サークルが、学生サークルに割って入る形で全国進出決定戦へストレート進出です。

 3位は、5勝2敗ながら得失点差で鹿児島クイズ愛好会に及ばなかった「九州大学B」。4位から6位も参加するプレーオフを制して雪辱の舞台にたどり着けるでしょうか。

ジュニアプレーオフ(全国進出枠1)

 プレーオフは、一般と中高生を分けて行います。

 まずは中高生のプレーオフ:ラ・サール中高(本選4位:3勝4敗)VS熊本高校(同:2勝5敗)です。本選の通算成績ではラ・サールが熊本高を上回っているものの、直接対決では熊本高が勝っています。全国進出枠1をかけたプレーオフはどちらが制するのでしょうか。

 形式は本選と同じ「10by10by10mini」ですが、先に2勝が必要な3番勝負。なお、本選上位のラ・サールにはアドバンテージがあり、「開始前に任意1名の点数を“2”からスタートできる権利」と「誤答をなかったことにできる権利」を3戦通じて1回ずつ使えます。

 第1戦は、ラ・サールがさっそく「開始前に任意1名の点数を“2”からスタート」のアドバンテージを使用し、一歩リードしてスタート。しかし、熊本高が1問目「通潤橋」を正解し、いきなり五分に戻しました。

 その後は両チームボタンを押し合うものの、倉門と東問を中心に正解を重ねるラ・サールが少しずつリードを拡げ、18問目で第1戦をものにしました。

 1分間のインターバルを挟んで開始した2戦目も、ラ・サールがリードします。途中、エースの東問が誤答するも、「誤答をなかったことにできる権利」でカバー。

 しかし、直後の問題を再び誤答してしまい、権利を活かし切ることができません。

 これを機に熊本高も吉永や相馬を中心に追い上げます。しかしラ・サールもすぐに立て直し、27問で勝負を決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九州のジュニア代表として全国進出を決めたラ・サール中高