前回に続き、12月3日(日)に開催された「九州リーグ」をレポートします。
一般プレーオフ(全国進出枠2)
続いては大学生と社会人による一般リーグのプレーオフです。前半の「早抜けリレークイズ」と、後半の「全国進出決定戦」(「AQL公式対戦ルール・10by10by10mini」にて実施)に分かれています。本選リーグ1位の九州大学Aと2位の鹿児島クイズ愛好会は、後半の「全国進出決定戦」からの参加です。
まずは前半「早抜けリレークイズ」。各チームまず1番手の1or2名が早押し機につき、1問正解(2名の場合はどちらかで可)で、2番手と交代します。これを繰り返し、先に5番手が1問正解した1チームが「全国進出決定戦」へ進出です。
誤答は、本選一般3位の九州大学Bはチーム通算4回、4位熊本大分連合は3回、5位熊本大学クイズ研究会は2回、6位北Q会は1回で失格となります。ボタンチェックを経て、いよいよ試合開始です。
リレークイズに挑む参加者
開始1問目を正解したのは熊大の森。後ろに控えるメンバーから大きな声が飛びました。
続いて正解を出したのは九大B。2番手は遅れてきたエース・松鶴が、有住とともに満を持して登場です。
熊本大分連合は、1番手の竹下2×してしまい苦しい展開も、2番手の高野が1問で正解を出し、3番手の国武へ。なお、国武は今年古稀を迎えられた全国最年長(?)参加者です。
北Q会も間隙を縫って正解を出しますが、隣の熊大の威力にやや押され気味でしたでしょうか。
最後は、熊本大学の5番手・大浜が守備範囲の漢文問題をきっちり正解し、「全国進出決定戦」へ進出しました。
リレークイズ突破を喜ぶ熊本大学クイズ研究会
後半の「全国進出決定戦」は、本選リーグ1位の九州大学A、2位の鹿児島クイズ愛好会、そしてリレークイズを勝ち上がった熊本大学クイズ研究会が、全国進出枠2を争います。
形式は本選と同じ「10by10by10mini」ですが、3チーム一斉、かつ、先に2勝が必要な4番勝負(本選1位の九州大学Aには1勝のアドバンテージ)。26名がステージ上に並ぶさまは壮観です。
第1戦。開始1問目を正解したのは熊大。リレークイズの勢いは健在です。
2問目は鹿児島。学生チームに割って入ります。
九大は、正解を全員で喜び、誤答を全員でカバーする高いチーム力がここでも発揮され、絶叫解答の梅津を中心に点を積み重ねていきます。
ここから各チーム誤答も挟み混戦模様へ。熊大や九大では2×で解答権停止となる席もでました。そんな中、牟礼、河野を中心に着実に正解を積み上げていた鹿児島がまずリーチ。しかしすかさず九大もリーチとなり、勝負は終盤を迎えます。
ここで鹿児島の西田が非常に惜しい誤答を出してしまい、一歩後退。さらに九大の解答権停止者が復帰と不利な状況に追い込まれました。熊大もチャージをかけますが、なかなか正解が出ません。
最後は49問目で九州大学Aが勝利。アドバンテージの1勝とあわせて2勝となり、全勝での全国進出を決めました。
九州リーグから最初の全国進出を決めた九州大学A
残る全国進出枠は1。鹿児島と熊大の一騎打ちです。
第2戦は正解が交互に、そしてほぼ均等に出る激戦です。31問目で熊大が先にリーチをかけます。しかし、直後の32問目を鹿児島が正解。この時点で同点、そしてリーチは1名ずつという全くの五分。
運命戦となった33問目。両チームのリーチ1名ずつがボタンを押しましたが、光ったのは熊本大学。見事正解し、まず1勝を手にしました。
第3戦も熊大がリードしますが、鹿児島も河野を中心に連続正解を出して、道中同点に追いつきます。
しかしここから、熊大が森や村上の正解でたたみかけ、粘る鹿児島を振り切って第3戦も勝利。熊本大学が、リレークイズ突破から2連勝で2枠目の全国進出決定です。
九州リーグ2枠目の全国進出は熊本大学クイズ研究会
鹿児島は、牟礼の現役学生に引けを取らない反応や、右近のここぞの正解が光ったものの、3戦いずれもあと一歩のところで及びませんでした。