(4/11追記)
AQL2021全国大会において、ある帯同見学者に「差別につながる行動」「ハラスメント行為」があったのではないか、というご指摘が2022年03月29日以降、大会本部に対し複数ございました。
*繰り返しになりますが、AQLとしては「外部SNSの発言」だけを起点に調査は行わない方針です。あくまで「大会当日に問題行為があったのでは」という明確な指摘が「直接AQL実行委員会に」あった2022年03月29日の段階から調査を開始しています。
該当行為が事実であるとすれば、AQL開催中について定めたAQL安全対策マニュアル「3(ウ)③ 犯罪行為やハラスメントの防止」にある「全ての参加者は、暴力行為やセクシャルハラスメント等、法令や公序良俗に反する行為は絶対にしてはいけません。」に反することになります。
本件、当該帯同見学者に対し、「差別につながる行動、ハラスメント行為があったのではないか」という趣旨の公式質問をメールにて3月29日に行いました。しかし、当該帯同見学者からの最初のメールでは、質問を否定する回答となっていました。
しかし大会に寄せられた報告内容と当該帯同見学者のメール回答には矛盾があると判断し、当該帯同見学者に3月30日、4月3日と複数回質問をメールで行いましたが、4月3日時点でメール不通となり、連絡不能となりました。また、ご登録いただいている緊急連絡先に電話も同時並行で行いましたが、時間を変えて行った18回の電話全てが「お話し中」になる状況です。
本件、当該帯同見学者からの証言を得られず、また「ハラスメント・差別をされたとされる側」への聞き取り調査は、ご本人からの訴えでない現段階では「酷である」と執行部で判断し、一旦保留状態となっております。
本件に当該帯同見学者から明確な返答が得られるまで、ご本人のAQL及びAQL関連大会への立ち入りを認めない暫定処置を行います。
*今後返答が得られた場合、何らかの対応をさせていただく場合はございます。
このような状況ではありますが、まずは大会として以下のアナウンスをさせていただきます。
「今回の件に限らず、差別発言・差別的な行動、ハラスメント行為は、「全員参加の早押しクイズ」「皆で参加できるクイズ」「皆で学びと喜びを分かち合うクイズ」を目指すAQLの理念とは相いれないものです。絶対にしないでください。また仮に行われた場合は、差別やハラスメント行為をされた側にも配慮しつつ、まずは該当者に冷静に注意するようにしてください。」
追記しますが、仮に「差別」が行われた場合、「差別をされたとされる側」への配慮が最大限必要であり、「具体的内容を何度も繰り返すことは、被害者への精神的負担を増やす行為につながるのではないか」という執行部内での議論を踏まえ、本ブログの発信は最低限のものとさせていただきました。
本件について、直接ご意見をいただいた方、及び加盟団体所属のアンケート回答者や全国大会進出チーム代表者には、もう少し詳細の経緯をご報告しております。
最後に、本件も含め、AQL2021全国大会において数多くのトラブルが発生し、多くの方に不安を与えることになりました。トラブルに対する対応として適切でなかったものも多数あり、アンケートも含め、多くのお叱りの声をいただきました。全て、会長である私・市川尚志の責任です。この責任を取る形で、私としては2022年度のAQL会長への立候補を見送ります(詳しくはこちらをご覧ください。)。ただし、在任期間中最後の仕事として、一連の問題が再発しないよう、そしてもし引き継がれる方がもしいたときに新執行体制の方が安心して運営できるよう、今回の一連の問題を出来る限り反映した「フェアプレイ規定の草案」を責任をもってまとめさせていただきます。
この度は大変申し訳ありませんでした。
AQL会長
市川尚志
(3/27追記)
本発信に多数ご意見頂いております。至らぬ点があり申し訳ありません。本件AQLとしては、「加盟・登録団体代表から」「参加者である生徒が不安を覚えている」という形で直接要望を受けた以上、その対応に動きました。そしてAQLとして今回緊急で発信した主題は「AQL2021大会当日参加された生徒さん」についてです。
現状において「大会開催を目的」として掲げるAQLとして規制・制御すべき対象は「大会中の行動・発言」が基本と考えます。一方でAQL関係者約2500人各個人のSNS等での発言についてAQLが規制・監督することは慎重になるべきと考えます。
そのような前提の上でも、今回AQL執行部・地域代表で話し合い、「本件に限らず、法令違反となるような行為・発言は、絶対にしないで下さい。」というメッセージを発信したのは「法令違反は一般的に禁じられており、AQL以外の場面においても守られるべきであることであり、政府など公的機関による発信の再周知である」という点を踏まえてになります。
最後に、AQLとしての各種案件に対する現在の基本スタンスを改めて申し上げます。
- 大会開催中に起こったことは、主催者であるAQLにも責任がある。
-
- AQLは「主催者と参加者の責任で開催する」と保護者・学校側に説明し、同意を得て開催しています。
- 大会の外で行われるSNS個人発言は、AQLとして基本は関与しない。
また、下記第一報で述べましたように、今大会については関わった個人の方からのご意見も伺うべきと判断し、例年行っていなかった大会アンケートを実施させていただきます。
(締め切り:2022年4月8日 23:55)
この度はご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。
AQL会長の市川です。
栄東中高監督の神尾様より、AQL2021全国大会終了後に神尾様並びに栄東の生徒に対して危害を加えることを示唆するSNS投稿・DMがあるという報告が、AQL実行委員会に対してございました。
本件が事実かの確認ができていない状況ですが、まずは早急にアナウンスさせていたきます。
「本件に限らず、法令違反となるような行為・発言は、絶対にしないで下さい。」
栄東中高の生徒の皆様の当日のプレイングで様々なご意見があるという報告は受けておりますが、現時点でAQL実行委員会で調査する限り、大会中栄東の生徒の皆様に明確なルール違反行為は確認されておりません。余談になりますが、栄東の生徒の皆様におかれましては、「14人以上の帯同見学を希望する場合、スタッフ協力が必要(事前に全チームに告知しました)」という規定に基づき、全面的に大会運営にご協力いただきました。具体的には早押し機2台の提供・運搬、朝の設営及び終了後の撤収作業等です(ホールの早押機含む)。この尽力が無ければ、本大会は成立しませんでした。心より感謝致します。
そんな中、参加・見学された生徒の皆様が不安を覚える事象が起きているとの報告を受けており、心より申し訳なく思います。
また今回、本件以外にも、
「マナー違反として、大会として禁止するべきではないかという行為があった」
「何までOKか、何までNGかを明文化することで防げたトラブルもあるのではないか」
といったご指摘をいくつか伺っております。
大会運営として未熟な部分があり、大変申し訳ありません。
以上を踏まえ、次回以降に向け「参加者のマナー規定・フェアプレイ規定」の策定を検討してまいります。
近日中にAQL2021全国大会についてアンケートを実施予定です。「マナー規定・フェアプレイ規定策定にあたって、どのような内容を盛り込むべきか、または盛り込むべきでないかについて、ご提案をいただくため」「大会のご感想や改善点を伺うため」などが目的であります。準備がありますので、本件はしばしお待ちください。
AQL実行委員会として、皆が笑顔で「クイズを楽しむ」ことが実現できるよう、引き続き努力させていただきます。
AQL会長
市川尚志