日時:2024/6/29(土)22:00-23:00(インターネットDiscord上)
出席者
【役員】佐々木康彦、輿友浩、野田修平、春日誠治(欠席:熊井もも)
【地域代表者】増茂弘規、千葉崚平、小澤由弥、市川尚志、杉本光季、越島傑、平野遼太、輿友浩、山田直樹、小鍋祐輔、大隅祥多、北田吏、佐藤浩秀、野津英樹、西駿太郎
【オブザーバー】能勢一幸
【監事立候補】多ヶ谷有
【オンラインリーグ申請者】小野純路
【議事進行】 佐々木康彦
【議事録作成】佐々木康彦
【議事1】新リーグ設立(投票あり)および新地域代表確認
担当:佐々木
【新地域リーグ創設の承認】
・リンゴ農園、うさぎ小屋、AKQJTにより、「オンラインリーグ設立」の申請があった。
会則第8条にて新リーグの設立は役員会の承認を経るものとされ、既に承認済みだが、
「新リーグ設立について」https://www.quizaql.com/newleague/
上記サイトにて細則として
*「インターネット上」で行われる対抗戦を「地域リーグ」の一つとして認めるかは、申請があった場合総会にて議論する。
としており、本総会にて設立の可否を決定する。
以下、申請者であるサークル・リンゴ農園の小野純路氏から提出された開催構想を記す。
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議案
地域リーグとしての「オンラインリーグ」の設立
背景
AQLでは2020年度から2023年度まで、地域リーグに何らかの事情で参加できないチームのために、「全国共通オンライン予選」が会長直轄運営で行われていました。
このリーグに実際に参加していたのは、継続参加が「活動地域に地域リーグがないチーム(沖縄のチーム)」と「普段からオンラインで活動しているチーム」で、単年度参加が「活動地域の大会にスケジュールが合わなかったチーム」と「参加初年度などで、活動地域の大会にエントリーが間に合わなかったチーム」が主であったと認識しております。
自主運営のリーグでないために各地域リーグより全国への枠は少なく、2021年度からは「自主運営を行う形で独立するのであれば、プレーオフでない枠の付与を検討する」というアナウンスがあったものの、2023年度までは独立の動きはありませんでした。
AQL全体として見ると会長直轄運営の負担は大きく、理念的にも自主運営をしないリーグの存在は救済措置とはいえ不適切で、またオンライン予選参加チーム側からしても枠数が少ないという状況は喜ばしくなく、特にジュニアのチームに関しては他地域リーグでも自主運営に大きく携わっているわけではないにも関わらずオンライン予選だけ枠が少ないという状況は「割を食っている」形であり、各方向に問題を抱えるLOSE-LOSEの状態だったと考えております。
この状況を打開するべく、ここ2年連続でオンライン予選の一般リーグに参加していた3チームでの相談の元、今年度からのオンラインリーグ設立を決意し、実際に申請を行いました。
AQL会則には「地域リーグ設立の最小単位は、原則都道府県とする」との旨があり、またAQLホームページには「「インターネット上」で行われる対抗戦を「地域リーグ」の一つとして認めるかは、申請があった場合総会にて議論する。強く希望する団体があり、かつ開催構想が適切に準備されていれば、認める方向とする。」という記載があるため、これに従い、私から申し上げる以下の開催構想を元に、総会での議論を行えればと考えております。
開催構想加盟要件
形式上「オンラインリーグ」と銘打っておりますが、このリーグは「オンラインサークル」のみを対象とするわけではなく、これまでの全国共通オンライン予選の性格を受け継ぎ、「何らかの事情で他の地域リーグから参加できないチーム」もレギュレーションの対象とします。
「オンラインサークル」の厳密な条件付けは難しいですが、“目安”として「「オンラインでの活動の方がリアルでの活動より多い」かつ「リアルでの活動頻度が年5回以下程度」」という文言を公開する予定です。(「リアル活動の頻度の方がオンライン活動よりも多ければ、それはオンラインサークルではない」「オンライン活動の方がリアル活動よりも多いとしても、隔月以上の頻度でリアルでの活動を行っているのであれば、それはオンラインサークルではない」という捉え方です。)
「何らかの事情で他の地域リーグから参加できないチーム」に関しては、具体的にはまず「活動地域に地域リーグのないチーム(現在は沖縄のみが該当)」と「大会スケジュールや枠数制限や締め切りの都合で、活動地域のリーグに参加できなかったチーム」を想定しておりますが、これらに限らず、事情をヒアリングして広く受け付ける予定です。
リーグ開催要項
基本的にはこれまでの全国共通オンライン予選の形式を継承し、一般の部・ジュニアの部をそれぞれオンラインで開催します。
これまでの全国共通オンライン予選とは異なり、ジュニアの部は一般の部の所属チームが主体となって運営を行います。(これは設立申請をした3チームの間での共通認識であり、また一般リーグのレギュレーションにも明記する予定です。)
オンラインにより会場の都合がないこと、また事情のあるチームを可能な限り受け入れたいことから、チーム数に上限は設けず、またエントリー締め切り時期・開催時期はできるだけ遅くするものとします。
スケジュール
6月29日 AQL総会にて設立を決議
(以下、設立が叶った場合の想定)
7月1日 AQLサイトを更新して設立告知と情報公開、エントリー済チームにメール送信・Discordサーバー招待、公式Xアカウントの作成・情報公開
7月31日 この時点のエントリーチームに日程アンケートを送付、大会スケジュール確定
11月〜12月 一般リーグ・ジュニアリーグを開催(別日を想定)
※エントリー締切は開催1週間前
全国大会への枠数
オンラインリーグの設立に関しまして、他地域リーグに最も影響があり、かつ議論の余地が最も大きいのは「全国大会への枠数」だと考えておりますので、これについては独立した項目として考えを述べさせていただきます。
全国大会への枠数につきましては、リーグからの希望が必ずしも通るものではないという前提の上で、「本年度は、一般・ジュニアともに直通1枠固定」「来年度からは、他地域リーグと同様の算出方法に変更」を希望しております。
まず、オンラインリーグは他地域リーグと比べて、「全国枠を狙った安易な鞍替え」が発生しやすいのではないかという懸念があり、佐々木会長も同様の認識をされていると伺っています。
実際にオンラインリーグが設立され、枠数が昨年度までよりも増えてみないことには、エントリー数やエントリーチームの性質の変化は観測できませんので、経過措置の意味合いも込めて、本年度は「直通1枠固定」とするのが妥当ではないかと考えており、この本年度の方針に関しては佐々木会長とも意見が合致しております。
一方で、来年度以降の方針につきましては、議論の余地が今年度以上に大きいと考えております。
「鞍替え抑止」のための手段は概ね2つあると考えており、1つは「レギュレーションを定めて各チームの活動実態を加盟時に確認すること、またその姿勢を見せることにより、鞍替え参加を抑制する」、もう1つは「オンラインリーグのみ枠数を他地域リーグよりも抑えることで、鞍替えのメリットを減らす」です。
私としましては、長期的には前者の手法のみに抑えるべきで、後者の手法を継続的に導入することには反対という立場なのですが、以前の佐々木会長とのやり取りの中で、会長の個人的な考えではあるものの、後者の手法を導入する可能性があるとの旨を伺っております。
もちろん、前者の手法だけでは「嘘をついてまで鞍替えする」ようなチームを完全に排除することは原理上不可能ですので、その観点から後者を検討するという考え方にも一定の理解はしているのですが、それでも私としましては「来年度以降、仮にチーム数が増えたり全国優勝チームを出したりしようとも、固定1枠のままであったり、固定でないにしても他地域リーグよりも枠が抑制されるような算出方法を取る」という方針には断固として反対でして、「来年度以降は、他地域リーグと同様の算出方法に変更する」べきだと考えております。
この意見は、全国枠のメリットのみを見て鞍替えを考えるような不届きなチームが「いるかもしれない」というだけで、真っ当にオンラインリーグに参加しているオンラインサークルや沖縄などリーグのない地域のサークルが巻き添えを食らい、他地域リーグと比べて枠数を不当に抑制され続ける方が、「鞍替えが起こるかもしれない」という漠然とした不安よりも遥かに不適切な状況であり、故にオンラインリーグも他地域リーグと同様の算出方法による枠数の決定をするべきではないかという考え方によるものです。
「地域リーグ」の一つとしてオンラインリーグが設立され、他地域リーグと同様の自主運営を行っていくという前提の上では、枠数の抑制は経過措置としてのみ成立するものであり、もしオンラインリーグをどうしてもそのように扱う必要があると考えるのであれば、そもそも「地域リーグ」としての設立はするべきではなく、明白に扱いの異なるリーグであるという体での設立となるべきだと考えています。
また、仮にどうしても鞍替えの不安が拭えないため枠数の抑制が必要ということになるとしても、学校単位の活動がほとんどであるジュニアリーグに関しては鞍替えの懸念が一般リーグより非常に少ないかと思いますので、せめてジュニアリーグに関しては枠数の抑制がない形を取っていただければと願っております。
以上の意見は、「不平等な状況は避けるべきである」という、AQL全体に視野を向けた意見のつもりではありますが、「オンラインリーグ当事者からの枠数というメリットを見た意見」であるという側面もどうしても否めませんので、他地域リーグ代表や役員の皆さま方のご意見もいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
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投票の結果、全会一致により可決された。
これにより、地域リーグの一つとして「オンラインリーグ」の設立が決定し、本日をもって発効とする。
またあわせて、地域代表に小野純路が就任する。
【地域代表者交代の承認】
・茨桐会、筑波大学、quasumin、筑波大学B、栃木県立宇都宮高等学校出場者一同、群馬県立高崎高等学校出場者一同、茨城県立水戸第一高等学校出場者一同、栃木県立宇都宮東高等学校出場者一同、土浦第一高等学校出場者一同、江戸川学園取手中•高等学校出場者一同、栃木県立石橋高等学校出場者一同、宇都宮女子高等学校出場者一同、並木クイズ研究会の支持を受ける形で、小澤由弥が北関東リーグの新代表となった。
・OZ・OB、東京学芸大クイズサークルNIWAKA、一橋大学クイズ研究会、クイズサークル中央特快、早稲田実業学校出場者一同、吉祥女子中学・高等学校出場者一同、東京都立国立高等学校出場者一同、4分33秒、からあげ会、東京都立大学OverDriveOB、東京都立大学、クイズサークルOZ、明治大学クイズサークル「イージオス」、MQC、由木ンジャ、東京学芸大学附属高校出場者一同、渋谷教育学園渋谷中高出場者一同、駒場東邦クイズ研究部、武蔵高等学校中学校出場者一同、東京都立立川高等学校出場者一同、TKQSの支持を受ける形で、越島傑が東京西部リーグの新代表となった。
・ワンダーネット、名Q会、名古屋大学クイズ研究会、名古屋市立大学クイズ研究会、愛知大学クイズ愛好会、岐阜クイズ愛好会Mino-Ten、QUAPS、東海高等学校出場者一同、旭丘高校出場者一同、愛知県立瑞陵高校クイズ研究部、名古屋高等学校出場者一同、KNaQ、Qastella、名古屋工業大学クイズ研究会、三重県立四日市高校出場者一同、名古屋大学教育学部附属中・高等学校クイズ研究サークル、滝高等学校出場者一同、南山高等・中学校女子部出場者一同、江南高校クイズ研究班の支持を受ける形で、大隅祥多が東海リーグの新代表となった。
・北Q会、福岡大学クイズ研究会、鹿児島クイズ愛好会、西南学院大学クイズ研究会、九州大学クイズ研究会、Ricotta、熊本大学クイズ研究会、宮崎西高等学校出場者一同、済々黌クイズ研究同好会、修猷館高校クイズ研究会、宮崎県立宮崎大宮高等学校出場者一同、福岡県立筑紫丘高等学校出場者一同、筑陽学園中学・高等学校出場者一同、福岡県立福岡高等学校出場者一同、熊本県立熊本高等学校出場者一同、エレガンとんこつ、福大西南OB、九工大クイズ研究サークル出場者一同、配信鯖クイズ部、熊本クイズ愛好会、大分クイズ愛好会、風雲Qを告げる、伊都クイズ愛好会の支持を受ける形で、西駿太郎が九州リーグの新代表となった。
【留任となる地域代表者】
以下のメンバーは、2023年度に引き続き、地域代表者を務める。
北海道リーグ地域代表 増茂弘規
東北リーグ地域代表 千葉崚平
埼玉リーグ地域代表 市川尚志
千葉リーグ地域代表 杉本光季
東京東部リーグ地域代表 平野遼太
神奈川リーグ地域代表 輿友浩
甲信越・北陸リーグ地域代表 山田直樹
静岡リーグ地域代表 小鍋祐輔
関西西部リーグ地域代表 北田吏
関西東部リーグ地域代表 佐藤浩秀
中四国リーグ地域代表 野津英樹
以上の運営体制で確定とする。
全国16リーグ体制でAQL2024の運営を行っていく。
【議事2】AQL会長・監事の選出(投票あり)
担当:佐々木
次期会長について、下記立候補があった。
会長立候補者:佐々木康彦
会則第9条4にて会長の立候補は
(1)地域代表者
(2)地域代表者2人以上が推薦する者
と定められており、立候補者は(2)に該当する。
推薦者は市川尚志(埼玉)、輿友浩(神奈川)となった。
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投票の結果、全会一致により選出された。
これにより佐々木康彦が次期会長に就任、任期は1年となる。
監事は前任・春日が2期目の任期を満了し、会則11条2に従い本年の立候補・推薦はできない。
次期監事について、下記立候補があった。
監事立候補者:多ヶ谷有
会則第9条5にて監事の立候補は
(1)地域代表者
(2)地域代表者2人以上が推薦する者
と定められており、立候補者は(2)に該当する。
推薦者は市川尚志(埼玉)、平野遼太(東京東部)、輿友浩(神奈川)となった。
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投票の結果、全会一致により選出された。
これにより多ヶ谷有が次期監事に就任、任期は2年・最大連続2期となる。
【議事3】役員
担当:佐々木
以下の役員体制を発表した。
今後、追加や入れ替わりなどが発生することもある。
会長 :佐々木康彦
副会長:輿友浩
副会長:熊井もも
幹事長:野田修平
【議事4】2023年度の会計報告および会長・役員の報酬について
担当:佐々木
2023年度の会計報告は、年度末が6月30日であり現時点では困難である。
7月10日までに会計報告を受け、7月20日までに監査報告を行うものとする。
なお2023年度の会長・役員の報酬については
・期末残金の半額を上限とし30万円以下の場合でもその額面とする。また、中高生へ支給した交通費合計額(2023年度は54万4千円)を超えて報酬は受け取らない。
・副会長、幹事長の報酬は、別に設定するものとする。
・監事報酬については2023年度監事の春日から辞退の申し入れがあり、これを了承した。よって2023年度の監事報酬は0円とする。
と決定している。額面の詳細は会計報告をもって開示とする。
【議事5】会長と直接的な利害関係のある個人及び団体に関わる予算執行について(投票あり)
担当:佐々木
2023年度AQL全国大会配信業務を行った事業者「スリーアローズコミュニケーションズ」への支払いについて、会則第10条7項に定める「会長と直接的な利害関係のある個人及び団体に関わる予算執行」として総会での決議を行う。
・事業者「スリーアローズコミュニケーションズ」
・費用 16万5千円(配信費用、スタッフ出張費+消費税)
会長・佐々木からのコメント。
昨年7月の総会で承認をいただいていませんでしたが、事業者が会長・佐々木と関わりのある企業であり、会則にのっとり今回の総会にて承認をいただけたらと存じます。
今回の費用は昨年の「スリアロβスタジオ」使用と同様に、配信にともなうAQLの費用として計上を考えております。
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投票の結果、全会一致で承認された。
これにより上記予算は承認、執行される。
【議事6】2024年度のAQLの運営について
担当:佐々木
まず、AQLの大前提として「みんなでつくる」の精神を運営側・参加側とも遵守するものとする。
全国大会もあり勝ち・負けを意識することは当然ではあるが、そのために「みんなでつくる」の精神に背くようなことはあってはならない。
参加者同士の協力、参加者と運営者同士の協力、運営者同士の協力すべてがあってAQLというイベントは成り立つものであり、関わっていただけるすべての方にこの点を守っていただきたい。
AQL会長としてもすべてのことに目が届くわけではないため、参加者同士、また各地域内における運営者・参加者同士の協力は欠かせないものであり、このことを強くお願いする。
2024年度のAQLについて、「一般の部」「ジュニアの部」、両方について全国大会を開催する方針で進める。
全国大会の会場は「国立オリンピック記念青少年総合センター」とし、2025年3月15日(土)に開催する。
(会場は確保済みである)
・地域リーグの開催計画(日程調整、会場の確保など)は、各地域代表で進めて構わない。不明点があれば随時相談する。
・2024年度公式サイトは、現体制で早急に準備を進める。
・2024年度の「夏のセンバツAQL」については実施しないことが既に決定している。
・協賛企業への交渉は、副会長・輿友浩、熊井ももを中心に速やかに開始する。
・AQLサポーターズクラブは継続する。サポーターズクラブ企画関連の取りまとめは多ヶ谷が、会員管理事務は市川が引き続き担当する。
・メールやX(Twitter)アカウントについては幹事長・野田が運用する。
・ジュニアの部については本年度も「地域リーグで使用する全国共通問題」「全国大会で使用する問題」を一般の部出場団体が作成する。
地域リーグの問題作成団体募集は本総会後速やかに実施。監修者は次回総会(7月予定)までに会長・佐々木が決定する。
全国大会のジュニア問題は全国進出した一般団体により作成、監修を行う。
・全国大会の一般の部で持ち回りではない部分の問題については、作成者について全国出場団体・非出場団体など複数の案を検討し、大会長が決定する(前年はクイズLIVEチャンネルが作成。本年はこの限りではない)
【議事7】2024年度のAQL出場枠振り分けについて(経過報告)
担当:佐々木
2024年度のAQL全国大会出場枠振り分け方法について議論が重ねられ、現時点で以下の案が作られている。
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概要
・全国大会出場枠は、ジュニア24枠、一般27枠とする。
・本年度は全国出場をかけた「地域間プレーオフ」は基本的には実施しない。
・全地域(オンラインリーグ含め)最低1枠を確保する。ただし各地域リーグの当日に同一地域・同一部門内の出場チーム数が2団体3チームに満たない場合、全国出場枠ではなく地域間プレーオフ1枠とする(その場合、他地域に地域間プレーオフの枠が3枠発生する。※詳細は後述)。
・算出方法の詳細は以下。
[前回優勝枠](一般・ジュニア共通)
前年度のAQL全国大会で優勝したチームが翌年度出場見込みの地域リーグに、全国枠を1枠追加付与する。ただし、翌年同じリーグに加盟・出場した場合に限るが、実質的にリーグが分割された場合などは、優勝枠を継承するものとする。
[通常枠](一般・ジュニア共通)
「リーグ規模X(一般)、x(ジュニア)」に基づき、前回優勝枠を除いた枠を割り振る。
割り振りは、前回優勝枠とは別に各リーグに固定1枠ずつを与えた上で、2枠目以降については北欧などの比例代表選挙で用いられる「サンラグ式」をベースに、より少数地域が有利になるように係数を調整した方式を採用。具体的方法は以下。
1.各リーグについてリーグ規模「X(x)」を以下に基づき算出。
2.各リーグs枠目の評価値(2X/s(s+1))を計算(Xを1, 3, 6, 10, 15で割っていく)。
3.各リーグの2枠目以降について、評価値(2X/s(s+1))が多い順に出場枠を割り振っていく。評価値(2X/s(s+1))が同一数値の場合、「AQL2023」の「地域順位」が高いリーグを優先とする。「地域順位」の決め方は以下の通り。
前年のAQL全国大会における地域内最上位チームの順位を「地域順位」とする。ただし、優勝チームを出した地域に関しては、前回優勝枠を既に与えていることから「地域順位」は最下位とし、新規設立リーグはその1つ上の順位とする。(複数ある場合は、設立が早い方が上位)
全国大会の順位は、以下の通りに定義する。
・全国予選リーグを突破したチームはそれ以降の順位、全国予選リーグで敗退したチームは全国予選リーグ内順位を参照し、全体の順位付けを行う。
・全国予選リーグを突破し、同じラウンドで敗退したチームについては、全国プレーオフ敗退時には、全国予選リーグ上位から順位付けを行い、決勝トーナメント(ジュニアはベスト8トーナメントを含む)で敗退したチームは負けた対戦相手の順位がより高いチームを上位とする。
・全国予選リーグまたは全国プレーオフで敗退し、全国予選リーグ順位が同じだったチームについては、同じ全国予選リーグの中で決勝トーナメントの順位が最も高かったチームの順位がより高い全国予選リーグのチームを上位とする。
【地域間プレーオフ】
地域間プレーオフ対象となる地域が発生した場合、その他のプレーオフ参加チームは、枠の割り振りにおける次点となっていた3つの枠の地域に与える。
地域間プレーオフ対象となる地域が複数発生した場合、地域間プレーオフは1回のみ行い、次点の中で上位の枠の地域が地域間プレーオフではなく全国大会に直接出場するものとする。
【リーグ規模】
「リーグ規模X(一般)、x(ジュニア)」については、以下のように算出する。
「ジュニア正式登録団体」「一般正式加盟団体」「ジュニア準登録団体」「一般準加盟団体」のうち、該当地域リーグにおいて下記のいずれかを満たしている団体数をリーグ規模とする。
1.前年度(AQL2023)の該当地域リーグに出場した。(ただし、年度最初のリーグ数を決する総会までにリーグ分割や統合が行われた場合は、分割統合後のリーグとしてカウントする)
2.どのリーグに対しても1.を満たしておらず、該当年度(AQL2024)に5人以上のメンバー登録を行ったうえで該当地域リーグに対し先行エントリーをしている(ただし、年度最初のリーグ数を決する総会までにリーグ新設・分割・統合が行われた場合は、新設・分割・統合後のリーグとしてカウントする)。
合同チームの算出
※合同・分割にかかる取り扱いは様々なパターンがあり、集計が困難であることから、前年度実績を集計対象とせず、エントリーベースで集計する
ただし、同一チームから構成される合同チームが5人未満でエントリーした場合には、前年度参加実績をもってカウント対象とする
今後の検討
※地域リーグの運用が正常になされておらず、全国側で定めた義務を地域リーグで運営できてないと判断された場合、地域代表枠を縮小・剥奪する場合がある。原則、優先順が次のリーグに枠が譲られることになる。なお、剥奪となる基準については別途7月末までに地域代表も交え協議し、最終的に全国大会運営責任者である会長が決定する予定。
各地域の運用が適切に実施されるよう、連絡体制やタスク管理等の体制について、さらなる検討を行う。
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現時点でも「本案は6月に作成されており、5月の時点で学校同意書は出ているが昨年出場せず先行エントリーが5人に満たない」「昨年度出場したチームが別のリーグに出場した場合の扱い」についてどうするか、という点の議論が続いている。
・十分な議論を重ねる必要がある
・本来、出場枠振り分けの決め方は総会事案でない
ことから、継続して執行部内で検討を行い、7月中に出場枠割り振りの決定・周知を行う。
よって本総会では「経過報告」とする。
【議事8】保護者同意書にかかる運用
担当:佐々木
東京西部代表・越島から「保護者同意書にかかる運用」について見直しの提案があった。
議論を重ね、以下の内容で賛否を問うこととなった。
・保護者同意書を電子での申請に一本化する。
・締切を当日まで有効とする。
(具体的な申請方法は追って執行部内で検討する)
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投票の結果、全会一致により可決された。
これにより、保護者同意書の電子申請一本化を速やかに進めるものとする。
【議事9】フェアプレイ規定について(投票あり)
担当:佐々木・越島
東京西部代表・越島からフェアプレイ規定の
・5(1)8難易度の抑制
について改正案が出された。
議論を重ね、以下の内容で賛否を問うこととなった。
(難易度の抑制)
ある程度難易度を抑えることを推奨します。あくまで目安ですが、「(テレビなどのメディアで)一般視聴者を想定しても出題できるレベル」を全体的に想定した上で作成してください。
具体的な割合としては、以下の①②の合計が60%以上となり、①が30%以上となるよう作成することを推奨します
①作成した問題群の出題対象となる団体を想定し、特に初心者サークルなどクイズに自信がない団体でも最後まで聞いた際に、参加者の半数以上答えられる問題
②作成した問題群の出題対象となる団体を想定し、特に初心者サークルなどクイズに自信がない団体でも最後まで聞いた際に、参加者の2割以上答えられる問題
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投票の結果、賛成多数により可決された。
これをもって、フェアプレイ規定の改正案を作成、執行部内で確認のうえ次回総会の時点で発効とする。
また埼玉代表・市川からフェアプレイ規定に
「早押し機の端子共有について」加筆する案が出された。
議論を重ね、以下のフェアプレイ規定案を作成。賛否を問うこととなった。
〇(早押し機の取り扱い)
オフライン開催をする際、早押し機のボタン数は対戦チーム間で有利・不利が出ないように、配分すること。
・(早押し機の準備)
早押し機につき、ボタン数は20端子(10人×2チーム分)以上用意することが望ましい。最低でも10端子以上が正常に動作するものを必須とする。
なお、参加者数が20名に満たない場合でも、故障なども考慮し、動作する端子数は余裕があることが望ましい。
・(20端子が用意できない等の場合)
端子数が20端子以下の場合あるいは端子によって性能が異なる場合等には、大会開催前のアナウンスや、ホワイトボードへの端子数の記載など、当該部屋の参加チームが入れ替わってもわかるように、具体的な状況について、情報共有を行うこと。
・(不調端子等の扱い)
故障等により押してもランプが点灯しない等のボタンがある場合は、原則使用しないこと。
やむを得ず使う場合には、当該端子の状況について、ホワイトボードに記載する等、情報共有を徹底すること。
また、不調端子が生じた際には、速やかにボタンを共有する等して試合を続行することとする。
・(端子不足時の対応)
ボタン数が参加者数より不足する場合は、以下の対応を原則とする。例外として、その他の処理による場合は、事前に十分アナウンスすること。
パターン1:①20端子が用意できない、かつ、②参加者≦ボタン数の場合(例:16端子で10人VS6人の試合)
全員がボタンを持って対戦する。チーム間の端子数の差異は問題ない。
パターン2:①20端子が用意できない、かつ、②参加者>ボタン数、かつ、③(ボタンの数÷2小数点切捨)>どちらかのチーム人数の場合(例:15端子で10人VS6人の試合)
人数が少ない側のチーム全員にボタンを割り振り、残るボタンをもう一方のチームのものとする。不足するボタンは、同じ枠でボタンを共有するものとする。(例:15端子で10人VS6人の試合の場合は、6人チームは全員ボタンを持ち、10人チームは9ボタンを使い、1枠が共有となる)
パターン3:①20端子が用意できない、かつ、②参加者>ボタン数、かつ、③(ボタンの数÷2小数点切捨)≦各チーム人数の場合(例:19端子で10人VS10人の試合)
端子数の半分(小数点切り捨て)を各チームに割り振る。ボタンが不足する場合、同じ枠でボタンを共有するものとする。(例:19端子で10人VS10人の試合の場合は、9ボタンずつを割り振り、各チーム1枠が共有となる)
・(共有ボタンの選択)
どの枠がボタンを共有するかは各チームが任意で決めることができる。
・(ボタン共有時の注意事項)
基本先に押した人が答える。同じ枠内での相談は同じく不可。ただし、ほぼ押したのが同時と思われる場合、「どちらが答えるか」の相談をジェスチャー等で行うことは可能。(声に出しても違反とはならないが、なるべくジェスチャーで行う。答えが分かる・わからないの相談や答えをほのめかすやりとりはNGであり、誤答扱いとする。)
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投票の結果、賛成多数により可決された。
これをもって、フェアプレイ規定の改正案を作成、執行部内で確認のうえ次回総会の時点で発効とする。
【議事10】今後のスケジュール確認
[地域代表関連]
いずれも地域代表の必須事項である。
各地域代表は以下を「7月上旬まで」に進める。
・「リアル開催」「オンライン開催」「ひとまずリアル前提で用意しオンラインに切り替えることを示唆しながら行う」「開催しない」「他地域と合同開催」のいずれかを選択(参加団体に意見を募ることが望ましい)
・加盟・登録団体で、開催日についてスケジュール調整を行う(可能な限り、総会後すぐにメールを送り進める(アドレスはエントリースクリプトからcsvをダウンロードして得る)(スケジュール調整サイトの例、SNSのアンケート機能などを使ってもよい))
また、以上の結果を踏まえ、以下を指定された時期までに決定、実施する。
・開催日の確定、会場の確保(7月中旬/エコノミクス甲子園との兼ね合いのため。難しければ7月末までに決定する)
・共通事務員への依頼を行うかを決定(7月末/以前は共通事務員を依頼できる条件の目安として、該当地域から「サポーターズクラブ会費」「全国共通ジュニア問題提供など、全国運営への協力(1チーム2000円として計算)」を合計し、「社会人チーム数×2000円」以上の協力があるか、などを参考にしていたが、こちらについては見直しを検討したい)
・新・一心精進で告知(開催日確定次第速やかに)
・AQL2024開催日程(地域リーグ一覧)
https://www.quizaql.com/aql2024-regional/
の更新(開催日確定次第速やかに)
・地域リーグサイトの作成(7月末/各自で更新を行うことが望ましいが、環境的に厳しいなどの事情があれば地域リーグ一覧更新次第、web担当者が実施する可能性あり)
また8チーム以上が参加するリーグ告知の際には、「2部リーグ化に備えた文言」を加えておくことを推奨する(例:来年度は7位以内をシードとし、8位以下と新規チームで予選を行う可能性があります)。
【今後についての地域代表のコメントメモ】
※各地域、開催予定(リアルorオンライン、日程)や賞状の希望などについて本年度の方針を記載。
【北海道リーグ】
今年度初めて別日開催とします。
一般 11月30日(土)オンライン開催
ジュニア 9月15日(日)、16日(祝)、10月6日(日)のいずれか 対面開催
【東北リーグ】
10月または12月にオンラインで、一般とジュニアを同日に開催予定です。
共通事務はジュニアの賞状をお願いする予定です。
【北関東リーグ】
12月ごろにオフラインで、一般とジュニアを同日に開催する予定です。共通事務は「賞状の作成・発送」「名札作成」の両方をお願いしたいです。
【埼玉リーグ】
全てリアル開催
7月6日 チャレンジ一般の部@武蔵浦和コミセン
8月12日(月・祝) チャレンジジュニアの部@武蔵浦和コミセン(ビギナーも併設)
(8月13日(火) 高校選手権@武蔵浦和コミセン)
12月15日(日)トップリーグ一般ジュニア@さいたま市文化センター
【千葉リーグ】
12月頃を目処に、一般・ジュニア共にリアル開催にて実施予定です。
共通事務については、今年度は依頼しないことを想定しています。
【東京西部リーグ】
全てリアル開催です。
日程・会場の調整中です。
9月22日(日) ジュニアの部 トップ・チャレンジ
11月16日(土) 一般の部 トップリーグ・チャレンジ
共通事務の支援は受けない予定です。
【東京東部リーグ】
全てリアル開催
9月29日(日) 一般チャレンジ
11月3日(日) ジュニア・一般トップ
両日かつしかシンフォニーヒルズで開催
これまで共通事務の支援(賞状)を頂いてましたが、今年度は受けないことを想定しています。
【神奈川リーグ】
全てリアル開催
9/22 ジュニアの部 @川崎市総合自治会館
12/7or12/21 一般の部 会場の都合で3か月前に確定します
【北陸・甲信越リーグ】
ジュニア・一般の部ともにオンライン・オフラインでのどちらかで開催。
12月ごろを目処で考えております。(エコ甲のスケジュールとの兼ね合いになります)
共通事務については、オフラインだった場合賞状を依頼します。
【静岡リーグ】
12月上旬予定
一般 リアル開催
ジュニア 全国枠次第
【東海リーグ】
全てリアル開催を予定しております。
11-12月を目処に開催します。会場は調整中です
【関西東部リーグ】
リアル開催
昨年同様12月開催予定。
ただし、会場の確保や出場サークルの同意が得られればそれよりも早い時期の開催も。
ジュニアの賞状は昨年と同じくリーグ内での準備を前提に進める。
【関西西部リーグ】
ジュニア・一般の部ともにチャレンジリーグ・トップリーグをリアル開催予定。
9月~10月に関西西部チャレンジリーグ、11月~12月にトップリーグを開催予定です。
共通事務はトップリーグジュニアの部のみ賞状をお願いする予定。
【中四国リーグ】
12月14日(土)に一般、ジュニアともに開催予定です。
リアルで行います。会場は生涯学習センターです。
共通事務は、今年度も、ジュニアの賞状をお願いする予定です。
【九州リーグ】
全てリアル開催です。
8月18日(日) 一般の部ミドルリーグ/ジュニアの部北地区
10月13日(日) 一般の部トップリーグ/ジュニアの部南地区
賞状は自前で用意する等、共通事務の支援は受けない予定です。
【オンラインリーグ】
一般の部・ジュニアの部ともに、11月~12月にオンラインで開催予定。
他リーグからの振替希望チームなどを7月末まで待ち、その段階の全参加希望チームでスケジュール調整を行う。
共通事務は、ジュニアのみ賞状をお願いする予定。
[会長、次回総会関連]
以下については、今後会長を中心とした体制で調整したうえで、3-4週間後に佐々木新会長を中心に召集される第13回総会で議論する。
※なお第13回総会は会則9条6よりオンラインでの議論・投票とし、議事録では議題と投票結果を掲載するものとする。
・会計報告、監事報告(総会前に公表とします)
・会長、監事の役員報酬決定(総会案件)
・会長に直接かかわる団体・個人への発注内容および発注額決定(総会案件)
・AQL2024全国大会の開催計画(全国枠の決定など)
・フェアプレイ規定改定の議決
・安全ディスカッション、安全マニュアルの改訂の議決
・全国共通ジュニア問題、全国大会ジュニア問題の問題監修の決定
・全国側で用意する賞状の範囲について、並びのその予算負担先
・外部団体との交渉
最後に、教育委員会後援申請について担当・能勢からの挨拶と会長・佐々木、副会長・輿からの挨拶があった。